中部国際空港株式会社、国立大学法人埼玉大学とのナッジによる混雑回避システム実証実験 ~カメラによる待ち行列のリアルタイム計測~
2024.10.01
当社は、2024年10月より、中部国際空港株式会社および国立大学法人埼玉大学と共同で、ナッジ*を活用した混雑回避システムの実証実験を中部国際空港にて実施いたします。
*ナッジとは、人々がより良い選択を自発的にできるように促す政策手法です。
この実証試験では、中部国際空港の国内線保安検査場において、旅客のピークシフトによる混雑回避を目指します。具体的には、センサーカメラや位置特定技術を用いて、旅客一人ひとりに仮想IDを付与し、追跡することで混雑状況の情報を収集・解析・可視化します。その結果を基に、通過人数や時間の予測を数値化し、リアルタイムでデジタルサイネージに表示させることで旅客へのナッジを行い、保安検査場での待ち時間の短縮と空港運用の効率化を目指します。
これまで培ってきた最先端技術と、空港内で蓄積したノウハウを活かし、今後は空港外の領域にも展開し、次世代サービスの提供を実現してまいります。
センサーカメラ設置作業 デジタルサイネージ表示例