国土交通省航空局主催ASEAN官僚向け研修にて当社会長日岡が登壇

2022.03.04

令和4年3月4日、国土交通省航空局主催による「第4回エコエアポートに係るASEAN担当者研修」に当社会長である日岡 裕之が招かれ、「日本独自のGPU供給設備によるCO2削減への取り組み」と題して講演させて頂きました。

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当研修は日ASEAN交通連携のアクションプランの一環となるエコエアポート推進と人材育成支援を目的とし、ASEAN 諸国の空港環境政策やその手法に携わる政府関係者を日本に招聘し、講義や空港見学などを通じてエコエアポートに関する我が国の知見や技術について理解を深めていただくことを意図しています。

今回はカンボジア、インドネシア、ラオス、タイ、フィリピン、ベトナムの6カ国から合計18名が受講しております。

GPU/ACUは駐機中航空機からのCO2排出抑制、騒音防止、航空燃料の消費削減などに大きな効果があり、環境を考慮した空港である「エコエアポート構想」の実現に欠かせない設備です。なかでも埋設式GPU/ACUは耐久性や作業効率などにおいて様々なメリットを有する日本独自の方式であり、当社が長年扱っているその機能と特徴について紹介いたしました。

また当社が取り組んでいる「空港やその周辺地域におけるカーボンニュートラル化」や「空港事業における排出権クレジットの創出」などの将来の環境ビジネス(事業構想)についても述べさせていただきました。

ASEAN各国はいずれも国家成長戦略として航空・空港インフラの拡充に注力していますが、一方でSDGsに則した環境考慮の空港作りという課題を抱えています。過去半世紀に渡る本邦空港のインフラ整備で培った当社知見と経験がそれらの課題解決に寄与できること、並びにASEAN各国の航空政策と環境政策の一助となれることを願い、当社は今後も航空産業発展のため積極的な環境活動と広報活動に取り組んでいく方針です。

 

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