2023年3月8日、国土交通省主催 第5回エコエアポートに係るASEAN政府関係者向け研修にて講演及び現場視察
2023.04.13
2023年3月8日、国土交通省航空局主催による「第5回エコエアポートに係るASEAN担当者研修」(*1)が開催され、今回はカンボジア、インドネシア、ラオス、ベトナムの4カ国から合計4名の政府関係者が受講されました。
当日は、新規事業推進部の出口が「日本独自のGPU供給設備によるCO2削減への取り組み」というテーマで講演をさせて頂き、日本独自方式の当社の埋設式GPU/PCAについて、機能や特徴の説明、および耐久性や作業効率など様々なメリットを有することを説明させていただきました。また、講演の後は、実際に当社の埋設式GPU/PCAを見学していいただきました。
近年、ASEAN各国は経済成長を遂げる一方で、環境考慮の空港作りという課題を抱えています。
GPU/PCAは駐機中航空機からのCO2排出抑制、騒音防止、航空燃料の消費削減などに大きな効果があり、環境を考慮した空港である「エコエアポート構想」の実現に欠かせない設備です。(*2)
過去半世紀に渡る日本の空港インフラ事業で培ってきた当社の知見や経験が、ASEAN各国の環境課題の解決の一助となれば幸いです。
当社は今後も「AGPグループは、技術力を極め、環境社会に貢献します。」の企業理念のもと、積極的な環境貢献活動を行って参ります。
*1
当研修は国土交通省航空局の日ASEAN交通連携のアクションプランとしてエコエアポート推進及び人材育成支援を実施されております。近年、ASEAN諸国の環境負荷軽減に対するニーズが高まっているところ、次なるステップとして、ASEAN諸国の空港環境政策やその手法に携わる政府関係者を日本に招聘し、講義や空港見学などを通じて、エコエアポートに関する我が国の知見や技術について習得を図る研修を実施する事を意図されております。
*2
航空機は空港に駐機している間も電力や圧縮空気を必要とします。APUと呼ばれる小型の補助エンジンを回す事で、駐機中でも機内の電力や空調を賄う事が出来ますが、多量の燃費を消費し、地球温暖化の原因となるCO2を含む排出ガスを多量に放出します。当社設備を使用してもらう事で特にCO2はAPUを回した時と比べて、約1/10以下に削減する事ができ、環境保全に大きく寄与することができます。