2024年10月10日、国土交通省関係者が羽田空港で当社GPU設備(航空機用地上動力供給設備)をご視察

2024.11.26

2024年10月10日、国土交通省東京航空局の山中空港脱炭素推進官、東京空港事務所の内村次長、神戸施設部長の3名が、羽田空港における当社の航空機用地上動力供給設備(以下「GPU」)をご視察くださいました。この視察は、航空業界の脱炭素化推進に向けた取り組みを具体的にご確認いただくことを目的としています。

国土交通省では、「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を掲げ、空港を含む交通分野における脱炭素化を積極的に推進しています。特に、日本の玄関口である主要空港でのエネルギー効率改善と温室効果ガス削減は重要な課題となっています。

当社は、空港における環境のリーディングカンパニーとして、駐機中の航空機に対して電気や冷暖房の供給を行っております。
従来の航空機燃料を使用したAPU(補助動力装置)から、再生可能エネルギー由来の電力を活用可能な当社設備のGPU(地上動力装置)への切り替えにより、CO2排出量の削減を実現することが可能です。
このたび、実際の運用現場において当社の設備をご覧いただき、当社の脱炭素化に向けた取り組みについて一層のご理解を賜ることができました。

■視察内容と具体的な取り組みのご紹介
具体的には、当社が誇る独自技術である固定式埋設方式GPUの空調設備および電力設備について詳細にご説明させていただき、空調ホースの引き出しや電力ケーブル接続の疑似体験と到着した航空機が駐機場に停止後、エンジンが停止するまでの一連の作業を間近でご覧いただきました。
併せて、GSE(地上支援機材)車両の電動化推進を支えるEV充電設備の設置状況やその運用についても視察いただき、当社が提供するトータルソリューションをご確認いただきました。
参加者の皆様からは、「実際のグランドハンドリング作業を見学することで、GPUのさらなる活用に向けた具体的な検討が進む」との感想をいただき、当社の取り組みが航空業界の脱炭素化に貢献する意義をご理解いただきました。

■今後の展望
当社は、環境への貢献と企業価値の向上を同時に実現することを目指すとともに、引き続きGPUの利用促進に努め、空港における脱炭素化という重要な社会的課題に対し、積極的に貢献してまいります。
 
【中央:内村次長、右端:山中推進官】              【GPU電力ピットの視察風景】

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