地方空港の環境負荷を低減する省スペース型空調装置を開発 ~埋設工事不要で柔軟に導入可能~
2025.02.25
当社は、地方空港における航空機の地上動力設備の普及を目指し、国産の省スペース型外部電源式空調装置(以下:ACU)の開発を進めています。
本ACUは、中・小型旅客機向けに設計されており、旅客搭乗橋(PBB)への懸架、トレーラー架装(牽引式)、固定式設備としても導入可能であることから、空港の設備環境に応じた柔軟な運用が可能になります。
また、地中に配管を埋設する工事が難しい地方空港や幹線空港の駐機スポットでも、安定した空調サービスの提供を実現します。
さらに、冷房運転時に発生する『凝縮水をミスト化し、気化熱を利用することで圧縮機の動力を低減(省エネ)』する新機能を搭載しました。
これにより、消費電力の削減と環境負荷の軽減が期待できます。
現在、最終組立段階にあり、製造工場での試験・検査を経て、2025年夏季より実機による運用検証を開始する予定です。
当社は今後も、空港の環境負荷軽減に貢献する製品の開発を進め、持続可能な航空インフラの構築に取り組んでまいります。