動力供給

動力供給
動力供給

Power Supply

航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理を行っています。
航空機用動力として電力・冷暖房気・圧搾空気を供給していますが、大きく分けて2つの方式があります。
加えて動力供給設備を応用してEV用充電設備を設置し電力供給しています。

SYSTEM

01.

固定設備

固定設備

地上において航空機に必要な電力や空調を供給する設備。現在、動力供給の主要形態となっているのは、GPU固定式と呼ばれる設備です。これは、空港内に受配電設備と熱源需給設備を持った動力工場を設置し、電力会社からの商用電力供給を受け、駐機場の装置(*1)へ電力と冷水/温水を供給します。駐機場の装置は、電力を航空機用に変換するとともに、冷水/温水を利用して冷暖房気を作り出し、それぞれを航空機へ供給します。

(*1)商用電源を航空機用電力に変換するとともに、冷水/温水を利用して冷暖房気を作り出し、それぞれを航空機へ供給する装置です。

02.

移動設備

移動設備

GPU移動式と呼ばれる設備で、固定設備のない駐機場において、電力・冷暖房気・圧搾空気を供給する車両です。
固定設備がない駐機場や地方空港などで活用されています。

航空機が動力供給を必要とする理由

APU

航空機は空港で駐機中に、機体に内蔵するAPU と呼ばれる小型ガスタービン補助動力装置を稼働させて、必要な電力や冷暖房気を賄うことができます。これは自動車がエンジンから電力や冷暖房気を賄うのと同じ方法です。
しかし、APUはガスタービンエンジンであることから、航空燃料を燃やすため、多量の排気ガスと騒音を発生させます。
一方、当社のGPU(地上動力施設)は、電力会社からの電力をエネルギーとして航空機用電力や冷暖房気を供給しているので、公害問題が発生することもなく、コスト面においてもAPUより優位にあります。

APU
GPU使用によるメリット
  • ❶ CO2排出量がAPUの1/10以下
  • ❷ 航空機燃料の消費削減
  • ❸ 駐機中の騒音低減
03.

充電設備

充電設備

羽田空港、関西国際空港において、EV(電気自動車、電化GSE)用の充電設備を設置して、空港内事業者の皆様にご利用いただいており、空港内車両からのCO2排出量の削減にも貢献しています。

GPUを利用することによって、環境面においても、コスト面においても当社では今後もさらにGPUの能力増強を進め、地球環境の保全に取り組んでまいります。

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